リベルサスとは
リベルサスは、GLP-1(グルカゴン様ペプチド-1)受容体作動薬の一種であり、世界初の経口GLP-1受容体作動薬です。従来、GLP-1受容体作動薬は注射剤のみでしたが、リベルサスは錠剤での服用が可能な点が大きな特徴です。
GLP-1は、小腸から分泌されるホルモンで、インスリン分泌を促進し、食欲を抑えることでダイエット効果も期待されています。
リベルサスの適応と効果
血糖値コントロールへの効果
- 食後の血糖値上昇を抑える
- インスリン分泌を促進し、血糖値を下げる
- グルカゴン分泌を抑える
ダイエット効果
- 食欲を抑制し自然に食事量を減らせる
- 胃の排出を遅らせ満腹感を持続
- 脂肪の蓄積を抑制
リベルサスはこんな方におすすめ
- 様々なダイエットに挑戦したがリバウンドしてしまった方
- 食欲のコントロールが難しく、過食傾向のある方
- 血糖値が高めと指摘された方
- 注射に抵抗がある方
- 忙しくて運動ができない方
リベルサスの服用方法
服用タイミング
- 朝起きてすぐ空腹時に服用
- 水120mL以下で服用(大量の水は吸収低下の原因)
- 服用後30分間は飲食や他の薬の服用を避ける
服用量の進め方
- 3mgを1日1回(4週間)
- その後、7mgを1日1回(4週間以上)
- 最大14mgまで増量可能(必要に応じて)
料金(税込)
用量 | 料金(税込) |
---|---|
3mg | 7,700円 |
7mg | 16,500円 |
14mg | 31,900円 |
※別途、診察料がかかります。
副作用と注意点
主な副作用
- 吐き気・嘔吐
- 腹痛・下痢・便秘
- 食欲不振
低血糖リスク
リベルサス単独での低血糖リスクは低いものの、他の糖尿病薬と併用する場合は注意が必要です。
服用が適さない方
- 妊娠中・授乳中の方
- 18歳未満の方
- 重度の胃腸障害のある方
- 中等度以上の肝機能・腎機能障害のある方
- 膵炎または甲状腺疾患の既往がある方
- がんの既往がある方
リベルサスのダイエット効果と実績
臨床試験での体重減少
- 7mg使用:平均 約4.4kg減(26週間)
- 14mg使用:平均 約6.4kg減(26週間)
※効果には個人差があります。食事・運動の併用が推奨されます。
服用者の声
- 「自然と間食が減った」
- 「胃が小さくなった感じがする」
- 「最初は吐き気があったが慣れた」
- 「副作用でやめた」「期待ほど体重が減らなかった」という声も
リベルサスの価格と保険適用
リベルサスは、GLP-1受容体作動薬の中で唯一の経口タイプであり、ダイエット効果も期待できる薬です。ただし、適切な服用方法を守り、副作用に注意しながら使用することが重要です。
- リベルサスを検討している方へ
- 医師と相談の上、安全に使用することが大切
- 服用方法を守ることで効果を最大限に発揮できる
- ダイエット効果には個人差があるため、無理のない範囲で継続することが重要
健康的な体重管理のために、正しく活用しましょう。