タバコは体に良くないことは皆さんよくご存知のことだと思います。喫煙が体に良くないことの重大さを実際に病気になってから痛感している患者様を私はこれまでたくさん診てきました。私はもともと喫煙をしないので「喫煙者の気持ちはわからないだろう」と喫煙者の方に診療内外問わず言われることがあります。しかし、近年では禁煙学が確立されてきており、喫煙はニコチン依存症であると言われています。さらに科学的データにもとづいたニコチン依存に対する考え方、依存症からの離脱方法が提唱されてきております。「私は意志が弱いので禁煙できない」、「タバコをやめる必要性が感じられない」などというような「気持ち」はニコチンの強い依存による症状だと言われています。
当院では喫煙者のこのようなニコチン依存から生じる「気持ち」にできるだけ寄り添い、スムーズに「卒煙」できるようにお手伝いしていきたいと考えております。
家族や恋人、ご子息にタバコをやめてほしいと言われている方、そろそろタバコをやめようかとお迷いの方だけでなく、一度禁煙に失敗した方もご遠慮なくぜひ一度ご相談ください。(その場で治療を開始するか決めなくても結構です。)